泉留維研究室

一年間の総仕上げ、稲刈りの日

とうとう一年間の総仕上げ、稲刈りの日が来ました。前日から雨が降り、実施が危ぶまれましたが、なんとか天気が持ち直し、予定通りの実施となりました。晩生の品種のため、11月の稲刈りとなり、周りは早稲の「コシヒカリ」を植えていたのでほぼ終えている状態でした。

稲刈り前の状態。前日に雨が降ったためと、水路の整備が不十分だったため、少し足場がぬかるんでいました。

周辺の田んぼは、すでに稲刈りは完了していました。私たちの田んぼは、日陰の多い谷津田なので、早稲のコシヒカリではなく晩稲の品種を植えました。

稲刈り前の状態です。水が完全に田から抜けきらなかったため、稲が少し倒れていました。4ヶ月ぶりに田んぼに来ましたが、本当に立派に育っていました。

苗を2〜3本単位で植えたのが、活発に分蘖して10〜15本単位に育っています。ノコギリ鎌を用いて、稲を刈っていき、三束を一組にしてくろに積んでいきます。

縛った稲をかける「家」づくり。周辺の里山から切り出した竹を組んで作っていきます。ここにはざかけをし、稲を干します。コンバインで刈り取ると入らない作業。

縛った稲は、どんどん積まれていきます。日陰の谷津田のせいもあり、コシヒカリでは一反3俵程度の収量ですが、今回植えた「栄光」は4俵以上の収量となります。

三束を一組にしたものは、濡らしたワラを使って縛っていきます。

家に稲をかけていきます。しばらく雨が降らなければいいのですが

はざかけが完了した状態。2枚の田んぼで、このような家を3つ造りました。

一年間お疲れ様でした!
このあと乾燥した稲を脱穀、籾摺りをし、玄米にして食べるのが楽しみです。
来年はまた3月の開墾作業から開始となります。

12月、木村さんから直接、今年のお米を受け取りました。

 

2006年度の農業実習
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平成17年度ゼミ