沖縄県国頭村での現地調査風景(2006年9月)

沖縄本島の最北端のマチ、国頭村で入会権と共同店の調査におもむきました。初の沖縄入り、加えて台風が接近してくるなど、かなり刺激的な第一回目の調査でした。

那覇の新都心からレンタカーを借りて現地に向かう。途中、名護市までは高速道路に乗って移動したのですが、道路沿いの琉球松はほとんど立ち枯れ状態。国頭村を含め一部の地域は対策がとられ、松枯れは起きていないそうですが、名護市まではかなりひどかった。

三枚肉がのった沖縄そば(500円)。名護市でも有名な店(「宮里そば」)のようで、けっこう混雑していました。

本島最北端の岬。取り立てて何もなかったですが、写真の右側真ん中当たりに「ヤンバルクイナの像」というちょっと恐ろしげな?像が建っているのが気になるぐらいでした。

今回は共同店についてはほとんど調査はしませんでしたが、これが去年100周年を迎えた奥共同店。沖縄で初めてできた共同店です。元々あった場所は、写真左手の奥で、ちょっと道路から離れています。ちょっとしたコンビニ的な品揃えで、収益を区で分配するなど地域自治の中核的な施設です。

道路のあちこちに立っている「ヤンバルクイナ注意」の標識。夕方、けっこう車を走らせましたが、今回は目にすることはできませんでした。

国頭村楚洲に立てられた風力発電設備(1,800kW*2基、沖縄新エネ開発)。何もないところに急に現れるので、けっこうビックリします。

今回、宿泊した民宿海山木(みやぎ)の食事をする建物。一泊2食付き5,000円でたいおう贅沢な食事が出てきます。泡盛が好きでここに泊まる人は、久米仙(30度)一升ビンを必ず持って行きましょう。民家の屋根は、琉球竹。今やとても高く、なかなか採れないので、吹き替えが大変だそうです。

村が処分場を建設しようとした場所。仮処分申請中に強制的に立ち木を伐採したので大きな木はないですが、すでに植物が繁茂。ある意味、5年経った今、原状回復しています。谷底が埋立地、山の上にリサイクルセンターを建設予定だったそうです。

本島は台風の直撃は免れましたが、海は大時化でした。沖縄の車は、まめに洗車しないとすぐにさびてくるのがよくわかります。