泉留維研究室

07年今治市関前岡村島でのゼミ夏合宿

今年でゼミとしては4回目、個人的には6回目の入島です。今年は運が悪く、東京から夜行バスで今治まで移動する日に台風が本州を直撃することになり、当初の予定より一日ずらしての入島となりました。

 

台風が通り過ぎて、今治市はそこそこ良い天気になりました。岡村島に入る前、今治市の四国側にある第58番札所の仙遊寺に、コーディネーターの島崎さんと一緒に訪れました。ここの宿坊は、セミナー室もあり、一泊6,000円なので、静かなゼミ合宿をするのには良いかもしれません。

今年から今治・岡村間の民間のフェリーが廃止され、市営だけになったそうです。そのため、かなり狭いフェリーしか走っていません。ゼミ生30名が乗ると、けっこう混雑してしまいました。

台風の影響で一日、合宿の日が減ったため、今年はフィールドワークはほとんど中止。唯一実施したのが、岡村島の観音崎(ちょっと島から突き出ている)での植生調査です。今治から講師をお呼びして、観音崎にある救世観音堂周辺を調べました。島の人の話によると、昔(数十年前)は、クロマツが生い茂った松林だったそうですが、今はほとんど松はなく、生態的には次のステップに移行してるようです。山火事や台風でごっそり今の広葉樹が枯れれば、また松林に戻るかもしれませんが。

宿泊した農村交流センターと海水浴場。台風が通り過ぎた後だったので、かなりのゴミが漂着していました。ただ、このあたりの島では唯一、整備された海水浴場なので、昼間はけっこう人が多かったです。

基本は完全自炊ですが、2日目のお昼は、地元の人がタコを釣って、タコの唐揚げをもってきてくれました。イカと違って、タコはさすがに地元の人にさばいてもらわないと・・・・今年度はあまり調査ができませんでしたが、来年度は岡村島の生活実態調査など実施して、離島の将来像をもっと探っていきたいと思います。

 

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