熱海の自然エネルギー

熱海は、箱根と比べると温泉の町としての客足の衰えが激しいですが、町中にはいろいろおもしろい場所があります。
咲見町は、熱海温泉の中でも高温(80度前後)の源泉が数多くある場所のようで、街角に古くからの源泉である「熱海七湯」(あたみななゆ)の一つ「小沢の湯」があります。とは言っても、現在は身体を浸すことはできませんが、なんと「温泉(?)たまご」を作ることができます。


上の写真の下部に源泉から出てくる蒸気の噴出口があり、鍋ぶたがついた専用のタマゴ入れがあります。そこに生タマゴを入れて約10分。立派なゆでタマゴができました(半熟が好きな人は7分弱。生タマゴは塩付で道路向かいの酒屋にて一個30円で売っています)。ゆでタマゴは、心なしか黄身もふっくらして、塩なしでもとてもおいしかった・・・
夜10時頃、ふらりと前を歩くと地元の人とおぼしき人が、野菜などが入った買い物袋片手にのんびり腰掛けながら作っているのを見るなど、地元の人にとってはけっこう馴染みの場所のようです。あと、昼間は観光客がせっせと作っていました。
こういうのが本当の自然エネルギーの有効利用なんでしょうね。