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- 執筆者: izumi
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PACIFIC ISLANDS REPORT
Pacific Islands Development Program/East-West Center
Center for Pacific Islands Studies/University of Hawai‘i at Manoa
「東ニューブリテン州において、シェルマネー(貝貨)が法定貨幣として認められる?」
パプアニューギニアの東ニューブリテン州(ENB)において、まもなく伝統的に使用されていた貝貨、タブ(tabu)が、州の法定貨幣であるキーナ(kina)と並行して使用しはじめられるかもしれない。(November 16, 1999 ? Post-Courier)
東ニューブリテン州の議会では、最近、タブの使用や法定貨幣としてタブが基準化され、流通する可能性の調査を実行するという政府の提案を認めた。
タブを提案した州の副長官であり、商工業部会の議長であるレオディオンは、ENBの人々に、キーナの価値が急速に下落しているので取引目的のために伝統的なマネーの使用を認めるべきだ、と議会に話した。
彼は、19世紀のタブの使用は、非常に多くの消費財を対象に含んでいき、そして教会、地方政府、村の裁判所、市場などで受け入れられていた。
ディオン氏は、州全域でのタブの使用を主張し、デュアルカレンシーの導入を是認すべきだとしている。
彼は、州が第二の通貨としてタブの使用を認めるべきだと主張している。
ディオン氏は、おおよそ600万キーナ(約220万ドル)相当のタブが利用されると言っている。
彼は、その価値は、外部からタブを使用しての購入に伴い上昇すると予測していて、価値が州内にもたらされると述べている。
またディオン氏は、600万キーナ相当のタブの4分の1は、他の4分の3が貯蔵庫で一門の老人によって貯め込まれるかもしれないが、循環しつづけるとも言っている。
政府が、タブについてのしっかりとした研究を指揮し、特にタブ貝貨と1ファッソム(約6フィート)の長さについてしばらく行うべきである。
彼は、この学習は、タブ通貨を流通させ、管理するのを助ける”Customary Wealth Bank”の設立の可能性を調べる目的もあるといっている。
中央銀行は、より自由に使用するのを認めるために、タブを州内での法定貨幣として認可することを考えるべきである。
この副長官は、この研究の一部は、5人のうち4人は州からの役人からなる代表者によって行われるであろうと言っている。
この代表団は、ソロモン諸島のマライタ州に、そこにある”Customary Wealth Bank”の運営や制度を見るために行くであろう。
彼は、役人は、またヴァヌアツの首都ヴィーラに行き、地元の信用組合連合が”Customary Wealth Economy”をどのようにまわしているのかを見学すべきであるといっている。
この提案を認めた議会は、彼の部が緊急にこの研究を行うように要求した。