フィールドトリップ

御谷騒動と広町緑地(2007年4月)

 

桜が散り間際、鎌倉市に赴き、里道の散策をしました。鎌倉市は、言わずもがなですが、「古都保存法」を誕生させた市でもあり、環境保全を取り組む先駆的な自治体ですが、そもそもは住民の反対運動から政策につながっていくというパターンが観察されます。

財団法人鎌倉風致保存会の事務所建物。ハーフティンバーと呼ばれる独特な妻壁を持つ旧安保小児科医院の建物。

鎌倉の里道めぐり

 桜が散るか散らないかの日本人が美を強く感じる時期に、鎌倉の里道を歩きに行きました。里道とは「道路法による道路に認定されていない道路すなわち認定外道路のうち、公図上赤い帯状の線で表示されているもの」を指します。地区住民の日常生活に密着した道路として利用されてきた歴史があり、その敷地は、現在では市町村の財産となっています。鎌倉市の里道は総延長600キロにものぼるとかのぼらないとか言われはっきりはしませんが、相当の長さを持っているのは事実です。

日々茶寮「連」

 4月上旬、鎌倉に里道調査で行きました。その内容については別途書きますが、調査終了後、私も大変お世話になっている『コモンズの経済学』(学陽書房)をかかれた多辺田政弘先生の娘さんご夫婦がお店を2月に出されたということで、早速、よってみることに。あいにく、夕方から春の嵐でしたが、8時過ぎにはほぼ満席状態でした。全15席のこぢんまりとしたお店で、外装も内装もシンプルで好印象な作りになっています。料理の方は、昼も夜も3つのコースから選ぶ形になっていて、旬なものをいかしながら、お刺身や焼き物が出てくるなど比較的標準的な日本料理かと思います。
 一部の器は、多辺田先生が焼かれたものが使われるなど、いろいろな思い入れが伝わるお店です。
☆日々茶寮「連」(詳細は写真をクリックしてください)
湘南モノレール・湘南深沢駅徒歩7分

伊万里はちがめプラン再訪

 佐賀県伊万里市にあるNPO法人伊万里はちがめプランに、およそ1年ぶりに訪れました。かれこれ4回以上行っていますが、毎回、様々な動きがあって感心させられて帰京しています。今のところ、一年前と比べて、一般家庭の参加はほぼ変化せず220世帯、事業所は微増の64事業所で、それらから出る生ごみを日々回収し、堆肥化しています。

伊万里はちがめプラン再訪(2007年3月)

佐賀県伊万里市にあるNPO法人伊万里はちがめプランは、家庭や飲食店などから出る生ごみを資源化し、産物である堆肥を地元の農家に使用してもらうといった地域循環を構築しようとしているNPOです。毎年、このNPOが発行している地域通貨(「ハッチー」)の実態調査や生ゴミ資源化事業のヒアリングをするために現地に赴いています。そろそろちゃんと文章化しないと・・・

この軽トラで毎日、市中心部の一般家庭約220軒、事業者約64社の生ゴミを3人で回収して回っています。

山梨県身延町での現地調査風景(2007年2月)

日蓮宗の久遠寺があることで有名な山梨県南巨摩郡身延町で現在係争中の廃棄物処分場建設と入会権及び赤線・青線に関する問題についての調査のため現地におもむきました。ここでは、北川集落の入会地に一般・産業廃棄物管理型最終処分場を民間業者が建設しようとしたことから、予定地内の共有地の権者の一部である住民などが2001年頃から反対運動を起こしました。山梨県は2006年2月に廃棄物処理法上での設置認可をだす一方で、森林法(林地開発)と砂防法(指定地内行為許可)に関する申請は不許可にしています。また、共有地の使用、青線・赤線の付け替えなど様々な問題が出ており、現在、住民が県に対して、主に安全性に基づく人格権を侵害することを理由に許可の取り消しを求めて提訴しています(他裁判も有り)。

山口県上関町での現地調査風景①(2007年2月)

中国電力(株)は、現在、山口県熊毛郡上関町長島四代地区にて原子力発電所の建設を進めています。そもそも中国電力がここに建設計画を立てていることがわかったのは、1982年6月末のこと。この計画が発覚してから、周辺で操業している対岸約4キロにある祝島(いわいじま)の漁民や、予定地内に共有地がある地元の四代地区の住民などが強硬に反対をしていますが、工事(詳細調査)は着々と進んでいます。

原子力発電所建設予定地がある長島は、本州と橋(上関大橋)がかかっておりバスでも行けますが、反対派の漁民が多くいる祝島には船でしか行けません。柳井港と祝島間は一日2往復半はしっています。1時間10分ほどで到着し、運賃は1,530円。

山口県上関町での現地調査風景②(2007年2月)

海から建設予定地を見た翌日、今度は室津港から自動車で移動し、その後、里道を歩いて周辺を散策しました。

今回、海からの予定地観察や祝島から室津港まで運んでくれた荷物運搬用の船。抗議行動の際はとても活躍したそうです。

鹿児島県瀬戸内町での現地調査風景(2)(2006年12月)

奄美大島島の南端のマチ、瀬戸内町で入会権の調査の合間に、瀬戸内町中心部である古仁屋から船で対岸の島、加計呂麻島に行きました。相撲が大変盛んな島で、集落毎に土俵があり、男性は皆、相撲を取るそうです。

古仁屋の港から出港。対岸の生間(いけんま)に向かう。約20分の船旅でした(260円)。

生間港の入口にある松。島の人は、この松を見て、島に帰ってきたと実感するそうです。干潮時は、島から歩いて松の麓まで行けるそうです。

鹿児島県瀬戸内町での現地調査風景(1)(2006年12月)

奄美大島島の南端のマチ、瀬戸内町で入会権の調査におもむきました。ここでは、網野子集落の入会地に一般廃棄物処理場建設をしようとしたため反対派住民が裁判を起こし、現在、最高裁判所で係争中です。

奄美で「自然の権利」訴訟など様々な自然環境保全活動に関わられ、今回の調査対象である瀬戸内洋の裁判にも深く関われた薗さん(環境ネットワーク奄美代表)の御自宅。すばらしい庭園でした。薗さん、私の大学の大先輩だったこともわかりビックリしました。

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