今治市関前岡村島でのゼミ夏合宿

05年8月、今治市関前岡村島にゼミ生を引き連れ、夏合宿を行いました。昨年は、関前村(岡村島、大下島、小大下島)だった行政区分が、この平成合併で、2005年1月に今治市に吸収されました。岡村島は、今治港からフェリーで約50分のところにあり、面積2.95平方キロ、人口約600人、高齢化率45.8%で、船でしか島にはいることはできません。ミカンと漁業が主な産業です。

もうすぐ入島。岡村島の玄関です。港の左手には、漁業組合の倉庫や特定郵便局、関前支所などがあります。

11時50分に今治港を出港。約50分の船旅を経て、岡村港が見えてきました。

お酢を加えて、煮詰めていき、最後に漉します。天草を採取した場所によって、煮詰める時間も違うそうです。今回は20分程度。

初日の午後は、島の奥様方が地元産の「天草」を使って、ところてん作りを実演してくれました。寒天ダイエットのブームのため、天草の値が高騰しているそうです。

地元でとれた天草。ゴミをとったり、天日で干したりと、かなりの手間がかかるそうです。

岡村島の町中。平地が狭いため、住居は密接しています。軽トラが何とか通れるぐらいの道幅。

2日目の午前中は、島内にある海水淡水化プラント(東レ製)の見学。1997年に設置され、それ以降、ほぼ断水がなくなったそうです。写真は、取水口。

島中に栽培されているミカン。10月頃に収穫されるので、まだ青々していました。昔はミカンだけで年収1,000万円を稼ぐ人もいたそうですが、今はとても厳しいそうです

岡村島に3軒程しか残っていませんが、鏝絵(こてえ)のある家屋です。左官職人による民衆芸術というところでしょうか。なかなか白壁に映えています

宿泊所前に広がる島唯一のビーチ。朝から近隣の小学生などが集まり、とてもにぎやか。ゼミ生も暇?を見つけては飛び込んでいました

宿泊した農村技術交流研修施設。港から徒歩約15分。30人程度が自炊、宿泊できます。

午後からは、衛生組合を訪問。岡村島などの旧関前村の廃棄物は、隣島の大崎下島(広島県呉市)で処理されています。専用船で収集、運搬し、最終的には広島県側の無人島に埋立

三日目はちょうど旧暦の6月30日。地元の神社、姫小島神社では、輪越まつりの開催日でした。祭りの前にちょっと見学

三日目の午後は、地元の方に漁船に載せてもらい、大三島沿岸に。素潜りでのサザエ取りに挑戦。

よく学び、よく学び、よく遊べ?