地域通貨に関する記事の掲載数について

NHK-BS1で放映された「エンデの遺言」や『エコマネー』などを直接的なきっかけにして、1999年から日本では地域通貨の取り組みが本格化しました。特に、当初のマスコミは「地域の万能薬としての地域通貨」のように取り上げ、全国紙でも盛んに取り上げられました。その全国紙(朝日新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞:産経新聞は地方版検索が出来ないため割愛)において、地方版含め地域通貨に関する記事の掲載数の推移を示したのが、下部の図です。1999年頃は、地域通貨とは書かず、「ローカル貨幣」や「ボランティアマネー」などと書かれたので、単純に「地域通貨」という単語が出てきた記事だけを積み上げたわけではありませんが、はっきりとした傾向が出ています。1998年まではほとんど皆無だった地域通貨に関する記事が1999年に突然各紙に掲載されるようになり、そして2002年をピークにして掲載数が漸減しているということです。これが何を意味するのかは、私が1999年から不定期ながら実施している地域通貨の稼働状況調査の結果(後日ブログに掲載)とあわせれば、それほど意外なことはありませんが色々なことがわかってきますが、それはまたの機会に書きます。