案内

泉留維研究室について

「経済を社会に埋め込むことを通じて権力と技術と自由を和解させる」(Karl Polanyi)*

経済のグローバル化はボーダレスな資本(貨幣)と商品の移動を加速化する。多国籍的企業活動は利潤最大化のためにもボーダレス化を志向するが、ボーダレス化は地域社会で成立していた物資と経済の循環を非効率の名のもとで破壊する。その結果、地域の処理能力を超えてエントロピーを増大させ、地域と共生する社会関係をも揺るがしてしまう。特にボーダレスな資本(貨幣)は自己増殖的に運動を続け、それが実体経済に大いに影響を与え、ますます経済と社会が乖離していく。そして、自然(資源)は有限であり、高エントロピーを捨てる能力には限界があることから、その運動が未来永劫に続くことはありえない。

この考え・想いが、私の研究の原点である。低エントロピーを維持する装置であり、自然環境を守り育てる社会関係がある地域社会の自立化によって、経済の流れを地域の環境を破壊しない物質循環に戻していくことが肝要だ(「経済を社会に埋め込む」)。これは、人の移動も阻害するような閉鎖的な経済自給を目指すものではない。自然資源などのインプットの自給性を高め、貨幣換算だけでは計測できない豊かさを得ることを目指すものである。そのための様々な取り組み・手法について研究を進めている。

*Polanyi-Levitt, K. (1990) The life and work of Karl Polanyi, Black Rose Books.

ゼミナール卒業論文・進級論文一覧

ゼミ進級・卒業論文執筆要項

平成19年度ゼミナール卒業論文・進級論文一覧

卒業論文

  • 「環境問題から考える、石油の代替燃料としての バイオエタノールの将来性」
  • 「環境的側面から考える広告業界」
  • 「森永乳業ヒ素ミルク中毒事件からたどる 今後の食品業界」
  • 「マイカップの利用による、廃棄物の削減について」
  • 「ファッション衣料と環境−共存への挑戦−」
  • 「CO2削減における国内排出量取引の果たす役割と、 国内排出量取引制度導入に向けて」

アーカイブ

「社会の富は買収や交換ではなく、生産と発見によってのみ増やすことができる。通商や交換は‘どのような利益に対しても全く等価の損失が発生する’」

(ジョンラスキン

地域通貨ロールプレイ:翻訳アレンジした地域通貨ゲームのマニュアルとキット 2001-07-24

プロフィール

氏 名  泉 留維(いずみ・るい)

生 年  1974年広島生まれ、京都・奈良育ち

職 位  専修大学 経済学部 教授

連絡先  〒214−8580

神奈川県川崎市多摩区東三田2−1−1

専修大学経済学部

 

TEL:044−911−1266(研究室受付)

FAX:044−911−0467(研究室受付)

e-mail:izumir@isc.senshu−u.ac.jp (スパム対策ですべて大文字にしています)

Web:http://izumi-seminar.net/

研究室  

生田校舎3号館4階3405 

学 歴  

1993年3月    奈良女子大学文学部附属高等学校卒業 (現・奈良女子大学附属中等教育学校)

1998年3月   同志社大学経済学部卒業

ページ