ゼミ

寺家ふるさと村(05年6月(2):草取り)

寺家ふるさと村(05年6月:草取り)

今年の梅雨は、どうやら沖縄と関東以外は空梅雨の気配。関東も早く猛暑で、33度の炎天下。田植えから2週間目で一回目の草取りをしました。この初期除草をしっかりしておかないと、無農薬なので非常に根が強く張る雑草がはびこるそうです。根の周りをしごきながら、雑草が水に浮かぶように泥を掻いていきます。

田植えの時と同じく、一列に並んで作業。田んぼの作業になれてきたのか、一枚を20分少々で終える。2週間後に訪れたとき、雑草が大きくなっていたら、誰が適当に作業をしていたのかばれちゃいます

写真ではわかりにくいですが、そこら中にオタマジャクシがいます。2週間後、また草取りに来ますが、そのときには足がはえているでしょう

木村さんによる草取りの実演。根本を掻き出しながら、芽が出つつある雑草を水に浮かしていきます。

2週間前に田植えした場所。意外と真っ直ぐ並んでいるのを確認して少し驚きました

2週間前から比べれば5センチほどは伸びたでしょうか。一年目の田んぼなので、これから無事に成長するか少し心配

さぁ始めましょう!

 

足尾銅山

05年5月の第四の土曜日、日曜日と新ゼミ生を引き連れ、足尾銅山煙害鉱毒事件に関連した場所を訪問しています。「百聞は一見にしかず」とは使い古された言葉ですが、環境問題を考える上で足尾の公害については本を読んで学ぶだけではなく、一度は見ておくべきでしょう。今年は院生も含め15名で行きました。

朝8時に東武浅草駅を出発。最初の訪問地「藤岡町歴史資料館」にて渡良瀬遊水地と田中正造の話を聞いた後、遊水地に移動。

渡良瀬遊水「地」は33平方キロ。訪れたのは、渡良瀬貯水池。旧谷中村に作られ、現在では渇水時の農業用水等、渡良瀬川の増水時の貯水で使用

貯水池の水を浄化するためのヨシ原。土壌中の銅濃度は通常よりも高いようだが、特に生育障害は見あたらなかった

旧足尾鉄道(現わたらせ渓谷鉄道)の線路跡。昔は製錬所まで通じていましたが、現在は間藤駅まで。Stand by Me

1890年に竣工した間藤水力発電所の名残。用水を落とす直径一メートルの鉄管

足尾製錬所の工場跡。現在は完全に閉鎖されています。産業遺跡として保存するには費用がかかりすぎるようです

渡良瀬遊水地を訪問した後、日光を経由してバスの乗り継ぎ、山越えで足尾町に入る。足尾製錬所の前でパチリ

宿泊した「亀村別館」。温泉で疲れた筋肉をほぐす。宿の裏手には庚申神社、すぐ近くには中国人殉難烈士慰霊塔があり

2日目の午前中は、NPO法人足尾に緑を育てる会のお手伝い。昨年と同じく、大畑沢の道路沿いにツツジを植える作業

NPOが植林作業を初めて約10年。少しづつですが、緑が戻りつつあります

植樹するために地面に深さ50センチぐらいの穴をあけます。ただ、大きい石や土止めのための針金が出てきたりとなかなか大変

簀子橋堆積場午後からは、堆積場を見るために登山する組と「足尾銅山観光」の訪問組に別れる。登山して現役の簀子橋堆積場を覗く。見た目から毒々しいスラッジを貯蔵。

帰りは、通洞駅からトロッコ列車に乗り、全員で相老駅や桐生駅に移動

寺家ふるさと村(05年4月)苗代作り

寺家ふるさと村(05年4月)苗代作り

フィールド・トリップ

2005年3月、ゼミ生など19名で休耕田の開墾を始めましたが、当然ながら一回の作業では終わらなく、希望者のみで二回目の作業を行いました。4月にしては非常に暑く、28度にもなり、休み休みの作業。苗代作りがとうとう始まり、事前準備から本格的な作業に移行した、という感じです。

苗代作りの準備作業。前日から水を張り、ムース状でトロトロの状態になっています。

種をまくために、表面が水平になるよう苗場をならしています

苗場の畦切り。雨が降ったとき、種が水路に流れていってしまわないようにしています。素人には無理っぽい作業

6月に田植えするときの苗となる「栄光」という品種の種。前日に40度の湯につけて芽を出しておきます

種をまいています。かなり密集してまきます。根が非常に深く張り、丈夫な苗ができるそうです

苗代作りの後、一回目にやり残した田んぼの開墾作業の続き(主にくろづくり)をしました。まっすぐに掘るために糸をはりました

前回の作業と比べれば、水が抜けかなり乾いてきています。この後、機械で雑草の根を切り、徐々に使える状態に

寺家ふるさと村 開墾作業

寺家ふるさと村 開墾作業

横浜市青葉区寺家ふるさと村の木村広夫さんの田んぼで、2005年3月、ゼミ生など19名で休耕田の開墾を始めました。

10年近くも放棄されていた谷津田だったので根がはびこっていて、なかなか大変でした。6月の田植えまで、まだまだ開墾は続きます。

休耕田の開墾の第一歩。畦に沿って掘り起こしています。前日雨だったせいもあり、かなりぬかるんでいました

開墾する前の田んぼ。3枚開墾する予定でしたが、結果としては一日で2枚が限界でした

開墾と並行して、田んぼ周辺の竹や灌木を切り落としていきました。竹は、炭にする予定

和やかなランチタイム

お世話になっている木村さん。私たちとは、動きが違います(当たり前か)

田んぼにたまった水を抜くために水路を掘り起こしています。長らく使われていないので大変な作業

作業後の光景。まだまだ開墾作業は続きますが、この日はこれで終了

かなり周囲はきれいになりました

寺家ふるさと村(04年11月)ゼミで農業体験

寺家ふるさと村(04年11月)ゼミで農業体験

横浜市青葉区にある寺家ふるさと村。2005年度からふるさと村にて無農薬、無肥料で稲作をしている木村さんのお世話になり、ゼミで農業体験をすることになりました。2004年11月、ちょっと木村さんの田んぼなどをのぞきに行きました。

寺家ふるさと村の風景。田んぼとその周囲に雑木林が広がっています。

はざかけしています。一つ前の写真の右手にあるかなり奥行きのある田んぼ

水路。湧き水が出ているので、常に水があります

2005年、泉ゼミで開墾する予定の土地。以前は田んぼだったところですが、今は放棄されています。

なぜか田んぼに隣接して産廃処分場がある。許可を受けてはいます

はざかけされた稲穂。晩稲です、多分

椎茸のほだ木。周囲の雑木林から切り出された木を使用しているそうです

廃棄物の不法投棄現場。人目につかないところに棄てられていきます。行政もなかなか撤去せず。

手入れがされない里山は竹が浸食し、大変な状態に

ゼミの合宿の様子(平成16年度)

 

平成16年度のゼミでは、計三回の合宿をしました。5月に足尾銅山付近で一泊二日、9月に離島である愛媛県関前村で二泊三日(台風が来たため一日早く終了)、05年3月に新ゼミ生との交流を兼ねたゼミ論発表会を伊勢原の大学の施設で一泊二日です。

2004年5月に実施した足尾銅山合宿の光景

一日目は、旧谷中村跡である渡良瀬遊水池や地元の資料館を見学して後、バスで栃木県足尾町に入りました。写真は足尾の山々

宿泊した銀山平にある亀村別館。温泉付き。実は通洞駅前の民宿を予定していたが、最近閉めてしまって泊まれなかった。

足尾銅山精錬所。現在は操業していませんが、つい最近まで輸入鉱石で製錬はしていました

精錬所入口でパチリ

足尾の緑を育てる会の方達との共同作業。道路沿いに植林をしています。

 

2004年9月に実施した関前村合宿の光景

手前の島が宿泊した関前村(人口900人。今は今治市と合併)の岡村島。ぼんやり見える砂浜の近くに泊まりました。

食事はすべて自炊。離島なので、事前に今治市のスーパーで買い込んで島に入りました。

地元でとれた海の幸。お世話になった皆さんに感謝。

岡村島から船で数分のところにある小大下島で、石灰採掘について地元の人に聞きました。島は採掘された結果、ちょっといびつな形になってしまいました

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