ゼミ

2008年今治市関前岡村島でのゼミ夏合宿

今年でゼミとしては5回目、個人的には7回目の入島です。今年は台風は来ませんでしたが、猛暑で焼け付くような中での開催となりました。

岡村島は、港の付近の中心部には、2つの宿泊所(公営の農村交流センター(素泊まり一泊3000円)と民営のシー・ガル(素泊まり一泊2700円前後))あり、人数も増えたことから、今年は、両施設を借り切りとなりました。狭いながらも人工ビーチが目の前にあるのが売りですが、シャワールームの狭さと冷蔵庫の故障には毎年泣かされます。特に島外の人を呼び込んでの島の活性化をねらうのなら、もう少し今治市が公営の施設に投資をすべきでしょう。この5年間、その痕跡が全くないです(冷蔵庫が故障しても補充されない)。

○廃油石鹸作り(1日目)

離島が「離島」ではなくなる

 毎年、ゼミの合宿を行っている愛媛県今治市の離島・岡村島が、2008年11月に「離島」ではなくなってしまう(2008年のゼミ合宿の様子はここをクリック)。岡村島は、2005年に今治市と対等合併するまでは、関前村の中心となる島であった。旧関前村は、岡村、大下、小大下の三島からなり、1890年に岡村と大下村が合併してできた村である。江戸時代は、少し意外なことに、対岸の今治藩ではなく、松山藩の領地であった。ちなみに小大下島は、近世までは無人の島で、岡村と大下村の両村入会の地であった(江戸時代から入会紛争は多発していた模様、明治時代以降は石灰岩の採掘が盛んとなる)。

足尾銅山と世界遺産

もうかれこれ5年目になりましたが、5月中旬、ゼミ生(2年生のみ)を引き連れて、渡良瀬遊水地と足尾巡り、植林準備のボランティア(足尾に緑を育てる会主催)をしました。昨年と比べて大きな変化があったのは、足尾銅山を世界遺産(適用種別:産業遺産・文化的景観)として登録する活動が本格的に始まったことでしょうか。2007年9月26日に日光市と栃木県が、文化庁に対して、「世界遺産暫定一覧表追加記載提案書」を提出しました。

平成19年度ゼミ

2007年11月7日更新

平成19年度のゼミのメンバー

  • 4年生  7名(男性5名、女性2名)
  • 3年生 12名(男性8名、女性4名)
  • 2年生 12名(男性7名、女性5名)
  • 交換留学生  1名(北京日本学研究センター・修士(中国))

毎週金曜日

2年生:14時40分〜

3、4年生:16時20分〜

ゼミの内容

  • テキスト購読:ゼミ生の輪番制で内容報告をしてもらい、その後討論をします。

2年生:枝廣淳子(2006)『回収ルートをたどる旅』七つ森書館、礒野弥生, 除本理史編著(2006)『地域と環境政策 : 環境再生と「持続可能な社会」をめざして』勁草書房

3、4年生:松永和紀(2005)『食卓の安全学:食品報道のウソを見破る』家の光協会

寺家ふるさと村(07年度)の農業実習(2)

 

フィールドトリップ・インデックス  2006年度の農業実習

2007年10月:稲刈り

今年度の農作業は雨にたたられ続け、稲刈りを予定していた日に台風が関東に近づき中止。仕方なく、予備日に稲刈りをしました。台風が接近したにもかかわらず、稲はしっかり踏ん張り、ほとんど倒れていませんでした。肥料を与えていないため、しっかり根を張っているからでしょう。昨年度よりも、収量はかなり多く、3枚で2俵強はありそうです。やっぱり谷津田には、コシヒカリはあわないですね。

07年今治市関前岡村島でのゼミ夏合宿

今年でゼミとしては4回目、個人的には6回目の入島です。今年は運が悪く、東京から夜行バスで今治まで移動する日に台風が本州を直撃することになり、当初の予定より一日ずらしての入島となりました。

台風が通り過ぎて、今治市はそこそこ良い天気になりました。岡村島に入る前、今治市の四国側にある第58番札所の仙遊寺に、コーディネーターの島崎さんと一緒に訪れました。ここの宿坊は、セミナー室もあり、一泊6,000円なので、静かなゼミ合宿をするのには良いかもしれません。

今年から今治・岡村間の民間のフェリーが廃止され、市営だけになったそうです。そのため、かなり狭いフェリーしか走っていません。ゼミ生30名が乗ると、けっこう混雑してしまいました。

足尾合宿(2007年度)

毎年5月、新しくゼミに入った学生を引き連れて、足尾銅山煙害・鉱毒事件に関係する場所に行っています。水俣病もしかりですが、生態系の回復をするためには、気の遠くなるような時間と莫大な費用をかける必要があります。それでも完全には戻らず、また人々の記憶から公害のことが薄れるほうが早いのが気にかかるところです。公害は、過去の日本や途上国の問題ではなく、今の日本でも起きている問題です。(写真は大畑沢緑の砂防ゾーンの頂上付近から足尾精錬所を臨んだもの)

 

寺家ふるさと村(07年度)の農業実習(1)

横浜市青葉区にある寺家ふるさと村(寺家町・実習に使用している田は町田市三輪町にかかっています)。無農薬、無肥料稲作をしている木村さんのお世話になって実習をはじめて、3年目突入。今年度は新しく耕作放棄地を手がけることはありませんが、クロや水路の補強など田んぼとしての機能を高めることを主眼においてはじめました。

2007年3月:クロや水路の補強など

例年と同じく、周辺の里山の竹や雑木を伐採。毎年2回実施しているので、かなりすっきりしました。これで田んぼにも十分陽が当たるでしょう。

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