論文

2021年地域通貨稼働調査の結果について(詳報)

2021年12月時点での日本の地域通貨の稼働状況についての論文が、2023年3月に出ました。内容は、22年9月の速報版と大きな方向性は変わりませんが、より詳細にデータや分析を掲載しています。2022年12月時点での状況もデータを集め始めていますが、ほぼ間違いなくデジタル地域通貨の稼働数がかなり増加し、新規の地域通貨のほとんどがデジタル地域通貨になっていると思われます。

泉留維・中里裕美(2023)「コロナ禍における日本の地域通貨について―2021年稼働調査から見えてきたもの―」『専修経済学論集』57(3),23-40頁

地域通貨のデジタル化について

日本では、2020年前後から、地域通貨のデジタル化が話題になっていますが、アナログとデジタルでどのような相違があるかなど、研究の蓄積と実践が徐々に進んでいます。今回は、日本の地域通貨のデジタル化の現況について、まとめてみました(2023年5月刊行)。掲載したオムニ・マネジメントは最新号のみ無料で閲覧できるようです。ご興味がありましたら、23年5月下旬までに下記のURLにアクセスしていただければ幸いです。6月以降は、個人的に連絡をいただければ、印刷したもの等をお送りすることはできます。

「木の駅」の論文

木の駅センサスを行ってから、3年近くがたってしましました。その後、いくつか追加の調査を行ってきましたが、やっとその成果の一部を公刊することができました。センサスの結果の一部は紀要ですでに発表していますが、今回はセンサスの結果だけでなく、木の駅サミットやエリア会議に注目し、そのネットワークの拡がりについて分析したものとなっています。オープンアクセスになっていますので、是非、ご一読ください。木の駅の分析については、今後も続けていきます。

泉留維研究室 研究内容

(2011年9月29日更新)

→ 2012年以降の研究内容については、専修大学研究者情報データベースを参照して下さい。

テーマ

「持続可能な社会に向けた諸方策」「エコロジーの視点から見た経済のあり方とは」

「イサカアワーズは、われわれの技術、われわれの時間、われわれの道具、われわれの森林土地川などの真の資本によって支えられている」 (地域通貨イサカアワーズ紙券の裏面)


以下に専門分野、著書、学位論文、学術論文、学会報告、寄稿文の紹介をします。

新しい論文が出ました

『都市問題』06年7月号が出ました。「岐路に立った地域通貨」という題名で寄稿しています。内容は、1999年から不定期ながら実施している地域通貨実態調査の結果に基づき、現在の地域通貨の問題点を洗い出し、今後、もし地域コミュニティにとって必要な道具であるとするのなら、どのような位置づけを与えるべきかをまとめています。抜き刷りをお求めの方は、こちらまでお問い合わせください。残部がある場合は、原則、無料でお送りします。