案内

泉留維研究室について

「経済を社会に埋め込むことを通じて権力と技術と自由を和解させる」(Karl Polanyi)*

経済のグローバル化はボーダレスな資本(貨幣)と商品の移動を加速化する。多国籍的企業活動は利潤最大化のためにもボーダレス化を志向するが、ボーダレス化は地域社会で成立していた物資と経済の循環を非効率の名のもとで破壊する。その結果、地域の処理能力を超えてエントロピーを増大させ、地域と共生する社会関係をも揺るがしてしまう。特にボーダレスな資本(貨幣)は自己増殖的に運動を続け、それが実体経済に大いに影響を与え、ますます経済と社会が乖離していく。そして、自然(資源)は有限であり、高エントロピーを捨てる能力には限界があることから、その運動が未来永劫に続くことはありえない。

この考え・想いが、私の研究の原点である。低エントロピーを維持する装置であり、自然環境を守り育てる社会関係がある地域社会の自立化によって、経済の流れを地域の環境を破壊しない物質循環に戻していくことが肝要だ(「経済を社会に埋め込む」)。これは、人の移動も阻害するような閉鎖的な経済自給を目指すものではない。自然資源などのインプットの自給性を高め、貨幣換算だけでは計測できない豊かさを得ることを目指すものである。そのための様々な取り組み・手法について研究を進めている。

*Polanyi-Levitt, K. (1990) The life and work of Karl Polanyi, Black Rose Books.

これまでのゼミ 平成18年度ゼミ

2006年7月8日更新

平成18年度のゼミのメンバー

  • 4年生 11名(男性6名、女性5名)
  • 3年生  7名(男性5名、女性2名)
  • 2年生 11名(男性7名、女性4名)
  • 大学院生 1名(修士課程2年次;留学生(インドネシア))
  • 研究生  1名(留学生(中国))

毎週金曜日

2年生:14時40分〜

3、4年生:16時20分〜

ゼミの内容

  • テキスト購読:ゼミ生の輪番制で内容報告をしてもらい、その後討論をします。

2年生:加藤尚武(2005)『新環境倫理学のすすめ』丸善ライブラリー、村井吉敬(1998)『エビと日本人』岩波新書

3、4年生:ジャン=ピエールボリス(2005)『コーヒー、カカオ、コメ、綿花、コショウの暗黒物語:生産者を死に追いやるグローバル経済』作品社

  • 新聞の切り抜き発表:環境問題は時々刻々と移り変わっていくものです。毎週担当者を決め、その週の環境関連の新聞記事を切り抜き概要を発表してもらいます。
  • 課外授業:現場を知らずして、環境問題は何も語れません。年に数回工場等の訪問を行います。さらに、横浜市青葉区の自然農法の農家のお世話になって平成17年度ゼミより始めているコメ作りを今年度も行います。

    (2005年度のコメ作りの光景はこちら

寺家ふるさと村でのコメ作りの光景(2006年度:

5月:キリンビール工場(横浜新子安)見学 (終了)



稲刈りのあと:寺家ふるさと村にて

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ゼミナール卒業論文・進級論文一覧

ゼミ進級・卒業論文執筆要項

平成19年度ゼミナール卒業論文・進級論文一覧

卒業論文

  • 「環境問題から考える、石油の代替燃料としての バイオエタノールの将来性」
  • 「環境的側面から考える広告業界」
  • 「森永乳業ヒ素ミルク中毒事件からたどる 今後の食品業界」
  • 「マイカップの利用による、廃棄物の削減について」
  • 「ファッション衣料と環境−共存への挑戦−」
  • 「CO2削減における国内排出量取引の果たす役割と、 国内排出量取引制度導入に向けて」

3年生ゼミ進級論文

  • 「太陽光発電で温暖化は防げるか」
  • 「アルビレックス新潟におけるごみ減量対策」
  • 「公有地としての里山保全の有効性」
  • 「車社会のこれからを考える」
  • 「レジ袋の存在意義」
  • 「行政と家庭のグリーン購入」
  • 「ヒートアイランド対策における緑化事業」
  • 「騒色問題からみる都市景観」
  • 「レジ袋の今と未来」
  • 「今後のペットボトルのあり方について」
  • 「音楽は世界を救う」

2年生ゼミ進級論文

  • 「諸問題からみる日本のダムの在り方」
  • 「手賀沼の環境と、自然との付き合い方」
  • 「ISO14001取得スーパーの省資源への取り組みの現状」
  • 「農地・水・環境保全向上対策」
  • 「鶴見川における河川の環境保全」
  • 「カワラノギクの保全とこれから」
  • 「生田緑地と住民の関わり」
  • 「二ヶ領用水の歴史」
  • 「家庭でできる環境対策」
  • 「浜岡原子力発電所とその周辺地域」
  • 「横須賀市における事業系一般廃棄物の現状」

平成18年度ゼミナール卒業論文・進級論文一覧

卒業論文

  • 「未来のエネルギー危機に備えて」
  • 「金融機関と環境のつながりについて」
  • 「割り箸−環境問題と文化を考える」
  • 「世界遺産登録とその意義」
  • 「コーヒー業界におけるフェアトレード問題」
  • 「アスベストの被害と現状」
  • 「自動車リサイクル法の実情とその抱える問題」
  • 「豊島における産業廃棄物不法投棄事件と地域環境再生事業の提案」
  • 「企業による森林の保全活動にについて」
  • 「日本農業の後継者問題」
  • 「地域における農業の役割とその変容」

3年生ゼミ進級論文

  • 「エコ・カー実用化に向けた燃料電池自動車の将来性」
  • 「調布市の家庭ごみ一部有料化とそれに付随する諸問題」
  • 「路面電車と地域のつながり〜富山ライトレール〜」
  • 「圏央道建設から探る日本の自動車社会の今後の在り方について」
  • 「就農者を増やすために」
  • 「古民家と将来の住宅像」
  • 「産業廃棄物の不法投棄問題」

2年生ゼミ進級論文

  • 「ペットボトルを考える」
  • 「小田原市の景観計画」
  • 「海岸からみるごみ問題〜藤沢にて〜」
  • 「分別回収の必要性」
  • 「赤城の環境美化」
  • 「いちご栽培のウラをみる」
  • 「神宮と森林」
  • 「墨田区における雨水の取り組み」
  • 「相模川水系の水質事故」
  • 「ごみ処理施設の設置と住民感情」

平成17年度ゼミナール進級論文一覧

2年生ゼミ

  • 「井の頭恩賜公園の役割」
  • 「横須賀三浦地区の海と海辺のゴミ問題」
  • 「アルバイト先から辿る事業系一般廃棄物について」
  • 「中小企業から排出される廃棄物について」
  • 「環境共生住宅〜現状と将来の住宅像〜」
  • 「残りわずかな最終処分場の命とその対策〜ごみ問題〜」
  • 「ミネラルウォーター税について」

3年生ゼミ

  • 「リサイクル燃料と地域のつながり〜VDFの現状と問題点〜」
  • 「畳を取り巻くの現状と畳の継承のための新たな提案」
  • 「お茶について〜茶葉生産における問題点と今後の展望〜」
  • 「農業保護理論における多面的機能主張の役割について」
  • 「『温泉』の現状を考える」
  • 「諫早湾干拓事業と日本最大の干潟」
  • 「農業協同組合の在り方」
  • 「印旛沼の水質問題」
  • 「環境ボランティアについて〜ロックフェスティバルの環境保全活動から〜」
  • 「地球温暖化問題における電化製品の省エネ対策」
  • 「三番瀬問題」

平成16年度ゼミナール進級論文一覧

2年生ゼミ

  • 「海辺のごみ問題について」
  • 「我が町の炭鉱に見る石炭の歩み」
  • 「温暖化と省エネ対策〜東京の電力の半分を支える火力発電〜」
  • 「プラスチック、特にPETボトル、について松戸市から追う」
  • 「畳をどう守るか〜畳と農業〜」
  • 「プラスチックのリサイクルについて」
  • 「稲作の無農薬と非無農薬」

アーカイブ

「社会の富は買収や交換ではなく、生産と発見によってのみ増やすことができる。通商や交換は‘どのような利益に対しても全く等価の損失が発生する’」

(ジョンラスキン

地域通貨ロールプレイ:翻訳アレンジした地域通貨ゲームのマニュアルとキット 2001-07-24

プロフィール

氏 名  泉 留維(いずみ・るい)

生 年  1974年生まれ

職 位  専修大学 経済学部 教授

連絡先  〒214−8580

神奈川県川崎市多摩区東三田2−1−1

専修大学経済学部

TEL:044−911−1266(研究室受付)

FAX:044−911−0467(研究室受付)

e-mail:izumir@isc.senshu−u.ac.jp (スパム対策ですべて大文字にしています)

Web:http://izumi-seminar.net/

研究室  

生田校舎3号館4階3405 

学 歴  

1993年3月    奈良女子大学文学部附属高等学校卒業 (現・奈良女子大学附属中等教育学校)

1998年3月   同志社大学経済学部卒業

2000年3月   同志社大学大学院経済学研究科 応用経済学専攻博士前期課程修了

2004年3月   東京大学大学院総合文化研究科 国際社会科学専攻博士後期課程単位取得退学

学 位  

2000年3月   経済学修士(同志社大学大学院)

職 歴

2002年4月−2004年3月  都留文科大学文学部 非常勤講師(「地域経済論」)

2003年4月−2004年3月  専修大学経済学部 非常勤講師(「環境経済論」「地球環境問題」) 

2005年4月-2011年3月   千葉大学法経学部 非常勤講師(「経済思想」) 

2004年4月−2006年3月    専修大学経済学部 専任講師

2006年4月-2013年3月     専修大学経済学部 准教授

2013年4月-2014年3月      北京外国語大学・北京日本学研究センター 客員研究員

2013年4月-                     専修大学経済学部 教授 現在に至る

所属学会

社会活動

  • コモンズ研究会世話人

平成16年度ゼミ

平成16年度ゼミ

平成16年度のゼミのンバー: 2年生7名(男性5名、女性2名)

ゼミの内容

  •  テキスト購読:ゼミ生の輪番制で内容報告をしてもらい、その後討論をします。

『環境:思考のフロンティア』(諸富徹、2003年)

『自然資本の経済』(ポールホーケンなど、2001年)

  •  新聞の切り抜き発表:環境問題は時々刻々と移り変わっていくものです。毎週担当者を決め、その週の環境関連の新聞記事を切り抜き概要を発表してもらいます。
  •  課外授業:結局のところ、現場を知らずして、環境問題は何も語れません。年に数回、工場等の訪問を行います。

5月:横浜にあるキリンのビール工場見学

12月:多摩の拝島にある石川酒造見学

  •  合宿:5月下旬に日本の環境問題の原点の一つである足尾銅山を訪れ現状を観察したり、植林をしたりする合宿(一泊二日)を新ゼミ生向けに行います。夏は、9月上旬に瀬戸内海の離島関前村に訪れ、離島生活を体験し、わたしたちの生活スタイルについて考えます(三泊四日)。そして、3月中旬、新ゼミ生との懇親もかねてゼミ論発表の合宿(一泊二日)を行います。                       → 合宿時の様子はこちら
  •  ゼミ進級論文:ゼミ論を執筆する際には、フィールドワークの実施を求めます。本や資料を読むばかりではなく、環境問題の現場に足を運び、問題に直面する当事者から話をうかがい、議論をかさねていくような積極的、活動的な参加を求めます。



夏合宿関前村小大下島にて

講 義 令和3年度

 

2021年9月10日更新

 

専修大学大学院経済学研究科

 

科目曜日時限場所
環境経済論特論月4(通年)研究室3号館3045

専修大学経済学部 

 

科目曜日時限備考
環境経済論1・2月3(通年) 
環境経済論1・2金3(通年) 
地球環境問題金2(前期) 
専修大学入門ゼミ火3(前期) 
問題群研究特殊講義

地域社会とオルタナティブマネー
金2(後期)H29以降は休止
環境経済論(二部)木6(前期) 
  • 環境関連講義ゼミ生向けのリーディングリスト
  •  
  • オフィスアワーは、月曜日の昼休み(12時15分〜12時55分)です。事前予約なしでも構いませんが、研究室にいないこともあるので、できるだけ事前にメールで予約をお願いします。
 

 

 

 

 

モツィアの塩田。カルタゴ時代から作られている。今でも風車の動力で製塩。

泉留維研究室 研究内容

(2011年9月29日更新)

→ 2012年以降の研究内容については、専修大学研究者情報データベースを参照して下さい。

テーマ

「持続可能な社会に向けた諸方策」「エコロジーの視点から見た経済のあり方とは」

「イサカアワーズは、われわれの技術、われわれの時間、われわれの道具、われわれの森林土地川などの真の資本によって支えられている」 (地域通貨イサカアワーズ紙券の裏面)


以下に専門分野、著書、学位論文、学術論文、学会報告、寄稿文の紹介をします。

専門分野

  1. 地域通貨論
  2. 今のところの私の一番の研究テーマ。日本ならびに世界各地の地域通貨を巡りながら、その役割や意義、可能性を考えています。地域通貨を含めた新しい経済活動については、とりあえずゲゼル研究会のHPをどうぞ。
  3. コモンズ論・ソーシャルキャピタル論
  4. コモンズ研究会(コモンズ研究会Homeコモンズ研究会関東地区)を中心にして、ぼちぼちと取り組んでいます。「関わりあい」というのは、地域通貨やコミュニティファイナンスにも通じる議論です。
  5. 環境と金融
  6. 一時期、JAK銀行、WIR銀行、エコバンク、SRIなどを追っかけていましたが、『エンデの警鐘』『環境経済学の新世紀』を書いてしまってから滞っています。近い時期にまたはじめる予定です。

著書等

  1. 泉留維『だれでもわかる地域通貨入門』(42−64)、北斗出版、2000年5月
  2. 泉留維「市民信用としての地域通貨:共生型地域コミュニティの形成に向けて」(53−64)『NPO研究2001』、日本評論社、2001年3月
  3. 泉留維「WAT(ワット)清算システム」(92−101)、「様々な地域通貨が世界で広がる」(138−148)『なるほど地域通貨ナビ』、北斗出版、2001年5月
  4. 泉留維・鎌仲ひとみ「オルタナティブな銀行が始まった」(207−252)、「環境と共存めざす銀行地域を支える銀行」(253−296)『エンデの警鐘:地域通貨の希望と銀行の未来』、NHK出版、2002年4月
  5. 泉留維「環境問題への国際的な取り組み」(140−156)、「貿易とODAによる環境への影響」(157−177)、「金融面からの環境対応」(203−218)、「企業活動と環境評価」(219−239)『環境経済学の新世紀』中央経済社、2003年4月
  6. 泉留維・室田武・三俣学・和田喜彦『テキストブック 環境と公害:経済至上主義から命を育む経済へ』日本評論社、2007年4月
  7. 泉留維・ 齋藤暖生・ 浅井美香・ 山下詠子『コモンズと地方自治:財産区の過去・現在・未来』日本林業調査会、2011年8月

学位論文

「地域通貨の有効性についての考察:新たな地域内資金循環の可能性」同志社大学大学院経済学研究科、2000年3月

学術論文

  1. 泉留維「地域自立のためのオルタナティブな貨幣金融システム:地域通貨の歴史的展開と現在」『現代文化研究』(専修大学)77号(2−22)、2001年3月
  2. 泉留維「オルタナティブ・バンキングの歴史とその意義:北欧JAK銀行とスイスWIR銀行」『ノンプロフィットレビュー』Vol.1 No.1 (79−89)、2001年6月
  3. 泉留維「地域通貨の役割と日本における進展」『ノンプロフィットレビュー』Vol.1 No.2 (151−162)、2001年12月
  4. 泉留維「農村地帯における新たな森林の保全方法について:新潟県大和町を事例にして」『相関社会科学』11号(102−109)、2002年3月
  5. 泉留維「地域通貨いろいろ」『季刊未来経営』(フジタ未来経営研究所)7号(34−41)、2002年10月
  6. 泉留維「循環型社会の構築に向けた地域通貨の役割について」『都留文科大学研究紀要』58号(135−151)、2003年3月
  7. 林永輝・泉留維「中国吉林省における‘生態省’政策の形成過程と現状」『ワールドワイドビジネスレビュー』Vol.4 No.2(18−37)、2003年3月
  8. 泉留維「地域通貨とは何か:過去、現在、未来」『農業と経済』第69巻第5号(5−14)、2003年5月
  9. 泉留維「地域を巡り巡る新しいお金・地域通貨」『地域づくり』174号(27−29)、2003年12月
  10. 泉留維 「フレデリック・ソディの貨幣論と枯渇性資源についての再考」 『専修経済学論集』 第39巻 第2号(63−100)、2005年1月 
  11. 泉留維・三俣学・室田武「スコットランド西部とイングランド南部の入会地:その近況に関する現地調査旅行の記録」 『専修経済学論集』 第39巻 第3号(303-363)、2005年3月
  12. 三俣学・泉留維「ボストン・コモンの歴史的変遷と制度分析:ニューイングランドに移植されたコモンズの意義」 『商大論集』 第56巻 第3号(207−242)、2005年1月
  13. 泉留維 「日本における地域通貨の展開と今後の課題」 『専修経済学論集』 第40巻 第3号(97-133)、2006年3月
  14. 泉留維 「岐路に立つ地域通貨」 『都市問題』 Vol.97 No.7(50−57)、2006年7月 
  15. 泉留維・ 齋藤暖生・ 浅井美香・ 山下詠子「「公」「共」の狭間で揺れる財産区の現況」 室田武編『グローバル時代のローカル・コモンズ』ミネルヴァ書房、2009年10月
  16. 泉留維「里道が担う共的領域〜地域資源としてのフットパスの可能性〜」 三俣学他編『ローカル・コモンズの可能性』ミネルヴァ書房、2010年6月

学術論文の抜き刷り郵送をご希望される方は、こちらまでお問い合わせください。残部があるものは、原則、無料でお送りします。

学会報告

  1. 泉留維「市民信用としての地域通貨:日本における地域通貨の広がり」日本NPO学会第三回年次大会(キャンパスプラザ京都)、2001年3月20日
  2. 泉留維・三俣学「地域木質バイオマス発電の取り組みとその可能性:滋賀県彦根市の森林発電プロジェクトを事例として」環境経済・政策学会2001年大会(京都国際会議場)、2001年9月29日
  3. 泉留維「地域通貨による循環型社会構築の可能性についての一考察」環境経済・政策学会2001年大会(京都国際会議場)、2001年9月30日
  4. 林永輝・泉留維「中国吉林省における生態省を目指す取り組みについて」環境経済・政策学会2002年大会(北海道大学)、2002年9月29日
  5. 泉留維「エコロジーと貨幣:フレデリック・ソディの議論を中心に」環境経済・政策学会(東京大学)、2003年9月27日
  6. 泉留維・三俣学「コモンズ研究におけるボストン・コモンの歴史:ニューイングランドに移植されたコモンズ」環境経済・政策学会(広島大学)、2004年9月25日
  7. 泉留維「日本における地域通貨の進展と今後の課題」 日本NPO学会第七回年次大会(関西学院大学上ヶ原キャンパス)、2005年3月21日 → 発表時配付資料(論文投稿まで一時公開) 
  8. 泉留維・斉藤暖生・山下詠子・○浅井美香「ローカル・コモンズとしての財産区の現況:2007年悉皆調査より」 環境経済・政策学会(滋賀大学)、2007年10月7日
  9. 齋藤暖生・山下詠子・浅井美香・泉留維「地域による共同的な林 野管理制度としての財産区」林業経済学会(島根大学)、2007年11月24日
  10. 浅井美香・齋藤暖生・泉留維・山下詠子「林野財産区をめぐるガバナンスの多様性と変容:山梨県と和歌山県の事例から」 林業経済学会(岩手大学)、2008年11月16日
  11. 泉留維・平野悠一郎「近年の日本のフットパス事業をめぐる関係構造について」日本地理学会(名古屋大学)、2010年10月2日
  12. 泉留維「北海道におけるフットパス事業の展開について」日本地理学会(明治大学)、2011年3月29日

その他

報告書

  1. 泉留維『地域支え合いのきっかけづくり:地域通貨』(共著)愛媛県健康福祉部、2000年3月
  2. 泉留維『ふれあい支え合いのきっかけづくり:地域通貨手引書』(共著)財団法人さわやか福祉財団、2001年3月
  3. 泉留維『ふれあい支え合いのきっかけづくり:地域通貨マニュアル』(共著)財団法人さわやか福祉財団、2002年2月
  4. 泉留維「農村地帯における共的な森林保全方法について」(86−94)『新潟県大和町の暮らしとまちづくりに関する学術調査最終報告書』東京大学教養学部相関社会科学研究室、2003年2月
  5. 泉留維「やってみようよ!地域通貨」(81−98)『やってみようよ!地域通貨:地域通貨導入の手引き』福岡県NPOボランティア支援センター、2004年3月
  6. 泉留維『地域通貨によるコミュニティの再生について調査研究報告書』(監修)財団法人地域活性化センター、2004年3月
  7. 泉留維『地域通貨をはじめませんか:地域通貨実践マニュアル』(共著) 愛媛県、2004年9月
  8. 泉留維 『やってみようよ!地域通貨:現状と課題』 (共著) 福岡県NPOボランティア支援センター、2005年3月
  9. 泉留維・斉藤暖生・山下詠子・浅井美香『財産区悉皆調査報告書:ローカル・コモンズとしての財産区』 科研費  「グローバル時代のローカル・コモンズの管理」、2008年4月 

雑誌記事等

  1. 泉留維「地域通貨の歴史と種類」『月刊オルタ』288号(14−17)、2001年3月
  2. 泉留維「地域通貨の役割と現状」『ボランティア白書2001』(213−218)、2001年3月
  3. 泉留維「地域通貨による循環型社会の構築」『岐阜を考える』111号(35−40)、2001年11月
  4. 泉留維「経済危機を乗り越える!?オルタナティブマネーの可能性」『月刊オルタ』297号(12−13)、2001年11月
  5. 泉留維「地域通貨」『日本環境年鑑2001』創土社(283−289)、2001年12月
  6. 泉留維「地域に広まる市民共同発電所について」『月刊ボランティア』371号(12−14)、2001年12月
  7. 泉留維「地域通貨を通した‘地域’循環型社会の構築」『CEL』(大阪ガスエネルギー文化研究所)59号(6−10)、2001年12月
  8. 泉留維「図解:国内における地域通貨の動向」『月刊自治研』 Vol.44. No.511(47−56)、2002年4月
  9. 泉留維「地域通貨:デフレ脱却策になる面も」『朝日新聞:私の視点』、2002年8月30日
  10. 泉留維「書評:デイヴィッドボイル著『マネーの正体:地域通貨は冒険する』集英社」『東京新聞』、2002年9月1日
  11. 泉留維「地域通貨」『日本環境年鑑2002』創土社(320−326)、2002年10月
  12. 泉留維「談話室:もうひとつのお金‘地域通貨’」『月刊不動産流通』253号(8−9)、2003年6月
  13. 泉留維「地域通貨」『日本環境年鑑2003』創土社(293−295)、2003年11月
  14. 泉留維「地域通貨がステップアップするには」 『ドミンゴ』 vol.2(38−41)、2005年4月 
  15. 森野栄一・泉留維「対談知の交差点:助け合いで地域自立の流れを作る」 『グラフィケーション』 no.138(4−11)、2005年5月 
  16. 泉留維「書評:石渡正佳著『スクラップエコノミー』日経BP社」『東京新聞』、2005年7月31日 
  17. 泉留維「地域通貨の現在」 『小田急沿線新聞』、2005年10月11日 
  18. 泉留維「地域通貨」『日本環境年鑑2004』創土社(250−254)、2006年1月
  19. 泉留維 「書評:ハーマン・E・デイリー著 『持続可能な発展の経済学』 みすず書房」 『図書新聞』、2006年4月8日 
  20. 泉留維 「コモンズとしての地域通貨」 『グラフィケーション』 no.144 (16−19)、2006年5月
  21. 泉留維 「地域通貨と環境保全」 環境経済・政策学会編 『環境経済・政策学の基礎知識』 有斐閣(404−405)、2006年7月
  22. 泉留維「地域社会と貨幣のありよう」『信用金庫』2007年12月号(50−55)、2007年12月

その他の研究発表については「雑感」に全文を掲載しています。

泉ゼミ情報

2021年9月10日更新

令和3年度のゼミのメンバー

  • 4年生 14名
  • 3年生 13名
  • 2年生 11名

毎週金曜日

2年生:14時40分〜

3、4年生:16時20分〜

ゼミの内容

  • テキスト購読:ゼミ生の輪番制で内容報告をしてもらい、その後討論をします。例えば、令和3年度の2年生ゼミでは、以下のような本を読んできました。

・枝廣淳子(2006)『回収ルートをたどる旅』七つ森書館
・中石和良(2020)『サーキュラー・エコノミー』ポプラ新書

  • 新聞の切り抜き発表:環境問題は時々刻々と移り変わっていくものです。毎週担当者を決め、その週の環境関連の新聞記事を切り抜き概要を発表してもらいます。
  • 課外授業:現場を知らずして、環境問題は何も語れません。年に数回工場等の訪問を行います。2005年から2010年までは、横浜市青葉区の自然農法の農家のお世話になってコメ作りをしていました (過去のコメ作りの光景はこちら)。 2012年度以降のゼミでは、夏合宿と連動して、フットパス関連の課外授業を行っています。
  • 合宿:2009年までは、夏は、8月上旬に瀬戸内海の離島岡村島(旧関前村、現今治市)に訪れ離島生活を体験し、わたしたちの生活スタイルについて考えてきましたが(三泊四日)、2010年より9月中旬に北海道根室市での環境保全実習(2010年の様子についてはこちら、2011年についてはこちら)を開始しています。2022年度も同じ場所で実施予定です。夏合宿の模様はYouTubeで公開しています。
  • ゼミ進級・卒業論文:ゼミ論を執筆する際には、フィールドワークの実施を求めます。本や資料を読むばかりではなく、環境問題の現場に足を運び、問題に直面する当事者から話をうかがい、議論をかさねていくような積極的、活動的な参加を求めます。

2010年夏合宿にて

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